医療事故ファイル

医療事故ファイル4:手術後の管理不足による感染症

これは、私の祖父の話です。私の祖父は、大工をしており、いつも元気で、健康そのもののような人でした。そんな祖父が、仕事中に、高い所から落下し、右足の大腿骨を骨折してしまいました。

落下後、祖父はその場から動くことができず、すぐに救急車で、総合病院へと運び込まれました。すぐにレントゲンを撮って、骨折を確認し、手術を実施しました。

手術は無事に成功し、医師からは2週間程度で、退院できるでしょうとお話をしていただいていました。手術後、祖父は4人部屋に入院することになりました。

その時は、たまたま1人しか患者さんがおらず、祖父とその患者さんの2人でした。その患者さんは、コンコンとしんどそうに咳をしていました。

あまりにも苦しそうに咳をするので、「大丈夫ですか?」と声を掛けると、「大丈夫よ。肺炎なの。マスクもしてるし、うつらないから安心してね」と言われました。

その時、季節は冬で、暖房がよくないのかと思い、何度か換気をしたのを覚えています。手術後、仕事が忙しく、なかなか祖父の所へ行けなかったのですが、5日後に、祖父に会いに行ってびっくりしました。再手術をするというのです。

詳しく聞くと、手術後、祖父は高熱を出し、細菌が術部にまわり、ひどく膿んでいるとのことでした。そのため、術部を開いて、洗浄をするというのです。

また、高熱を出した原因は、インフルエンザで、同室者の感染を確認後、祖父にも感染を確認したとのことでした。

私は、これを病院側が招いた感染管理の不備による医療事故だと思っています。祖父は、結局1ヶ月間、入院生活を送ることになりました。

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